ウィンクルボス兄弟が米ドルに裏付けられた仮想通貨を発行することを発表!

ウィンクルボス兄弟により2014年に設立された取引所Geminiが、米ドルに裏付けされたERC20トークンであるGemini dollar(GUSD)の作成を発表したとccn.comにて報じられました。

この通貨は世界で初めて、規制当局の認可を得た法廷通貨に裏付けされた仮想通貨となります。

ウィンクルボス兄弟のこれまでの活動

仮想通貨取引所であるGeminiは、ウィンクルボス兄弟によって2014年に設立されています。

ウィンクルボス兄弟は献身的に仮想通貨の普及活動をしていることで知られています。

  • ビットコインETFの申請
  • Virtual Commodity Association(VCA)と呼ばれる自主規制団体の設立
  • 仮想通貨取引所Geminiの設立

特にビットコインETFの申請がSECにより否認されたニュースは記憶に新しいでしょう。

SECがウィンクルボス兄弟のビットコインETFを拒否 ~解説つき~

 

取引所GeminiによるGUSDを発行開始

9月10日に、仮想通貨取引プラットフォームGeminiは、米ドルに裏付けられたペッグ通貨『Gemni Dollar(GUSD)』を発行することを発表しました。

GUSDは、ニューヨーク基盤の信託会社Geminiによって発行され、米ドルと1:1の割合で裏付けられます。

GUSDの特徴

  • ERC20トークン基準に則ってイーサリアムネットワーク上で構築される
  • ブロックチェーン技術×米ドルの信用性、価格の安定性の実現
  • アメリカの公式機関であるニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって監督される

さらには、GUSDに裏付けられる米ドルの管理方法も下記のとおり明らかになっています。

  • アメリカの銀行State Street Bankによって管理される
  • 残高は独立した認可済みの会計事務所BPM Accounting and Consultingによって毎月適切に1:1の割合で発行されているかを監査する
  • GUSDトークンにおけるスマートコントラクトも独立したセキュリティ企業によって同様に監査する
  • 必要に応じて適切な修正が行われる

かなり盤石の体制を敷いていることが分かります。

今回の発表に伴い、キャメロン・ウィンクルボス氏は以下のように言及しています。

仮想通貨が(Eメールと同様に)365日24時間動いているのに対し、法定通貨は郵便物のように営業時間の間しか動いていない。これは、大きなミスマッチだ。 よって私達は、次なる一歩として、仮想通貨と同様の技術的クオリティを有する法定通貨を提供し、これら2通貨の繋がりを高めようと試みている。

GUSDは実用性の高い通貨となり得るか

現状、仮想通貨は投機や投資を目的とした用途が目立っています。

仮想通貨が今後より普及していくためには決済手段として実利用されることが必要不可欠です。

しかし、現状ビットコインなどの仮想通貨はボラティリティ(値動き)が大きいことから決済手段に使われることには向いておりません。

もしあなたが、現時点でビットコインやイーサリアムを使用して何かを購入した場合、実際の支払う額が、値動きが大きいが故に過剰に少なかったり、過剰に多かったりすることになる。

とウィンクルボス兄弟は言います。

ボラティリティ(値動き)の大きさは仮想通貨の決済手段としての使用にあたり、大きな壁になっているのは間違いありません。

ただ、GUSDが本格的に台頭することによって、多くの人が米ドルからGUSDへ、またはGUSDから米ドルへというように、資産の流動性を高めることが期待できます。
売り買いがスムーズに行われ売りたい人と買いたい人が増えるわけですから価格は安定します。

GUSDが仮想通貨の値動きを安定させることで、仮想通貨が決済手段としての実利用される可能性が高まるでしょう。

さらにウィンクルボス兄弟は、既存の安定通貨も透明性や監視の面で十分ではないので、多くの問題を抱えているとして、その見解を以下のように述べています。

既存のどの安定通貨も、信頼性に関する問題を解決できていない。
このGUSDこそが世界で最初の認可された安定通貨となるであろう。

アメリカの公式機関によって法定通貨を裏付けとするペッグ通貨が認可されたことはかなり大きな進展だと言えます。

既存のペッグ通貨である「テザー(USDT)」との違い

すでにペッグ通貨にはテザー(USDT)を筆頭に、いくつか存在しています。

これらは、市場の中でより価格の安定するペッグ通貨建取引に移行している背景であったり、テザー(USDT)を出入金通貨のメインに据える取引所の存在が背景にあります。

しかし、テザー(USDT)には以下のような問題点が浮き彫りになっていました。

  • テザー社が発行するUSDTの担保金であるUSDが、同社の口座に存在するか疑問視される
  • テザー社がUSDTの発行もしくは提携している取引所Bitfinexに送金で、価格操作が行っているという疑惑

こういった不透明な点があり、問題視されています。

今回のGUSD発行によって、現在取引シェアを拡大しているテザー(UEDT)から、より透明性の高いGUSDへ移行していく流れは十分に予測可能であり、業界全体に大きな変化をもたらす可能性があります。

テザー社は、預託銀行の詳細やを明かしていない一方で、Geminiはテザー社が行わない月次監査に加え、預託銀行も明かして管理をしていくことも発表しています。

業界の透明性は、今後のビットコインETFの審査にも大きな影響を与えると思うので、このニュースは大きな進展と言えるでしょう。

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