トークンエコノミーの仕組みを解説!今後の経済のカタチとは?

「トークンエコノミー」という言葉は聞いたことありますか?

独自の経済圏を創る「トークンエコノミー」という概念は、今後のライフスタイル・働き方・稼ぎ方すべてを変える可能性を秘めています。

つまり、この概念を理解している人と、無視している情報弱者は将来起こり得る大きなトレンドの波に「乗れるか」「乗り過ごすか」の違いを生む可能性があります。

ワタル編集長

近い将来、トークンエコノミーが当たり前の時代になると思う。だから、いま必ず理解しておきたい概念ですよ。

トークンエコノミーとは?

そもそもトークンエコノミーってなんだろう?っていう部分ですよね。

  • トークン=貨幣の代わりになり得る価値のあるもの。代替通貨
  • エコノミー=英語で「経済」という意味。

つまり、代替通貨による経済圏という意味です。

サービス提供者がトークンと呼ばれる代替通貨を発行し、ユーザーやフォロワーがそれを購入することによってトークンに価値がつきます。

価値が生まれれば、それはもう「通貨」として代用できてしまうわけですね。

これによって、トークンを使えるサービスの周りでは「独自の経済圏」が成立するという仕組みです。

トークンエコノミーで実現できること

法定通貨に頼らない経済の実現

トークンエコノミーの可能性をまず挙げるなら、法定通貨への依存から脱却できるという点です。

日本では「円」なわけですが、円以外は使いたくない!っていう考えは未だに根強いです。
ただ、本当に「円」は安心できるのか?というと、実はそうじゃないんですよね。

だんだんと「円」そのものの価値が低くなっています。最近物価が上がっているという実感はありませんか?
物価が上がる=円の価値が下がる、ということです。

ワタル編集長

20年前に比べると物価は上がってますよね?今後もどんどん物価が上がる=円の価値が下がるのでは?と思っています。

そんな中で、トークンエコノミーでは発行されるトークンごとに独自の経済圏が構築されるため、コミュニティも活発化します。
現在の自由の効かない経済システムでは実現できないようなことも成し得るようになるわけです。

新しい価値を与えることができる

トークンエコノミーは、今まで無価値だったモノに対して価値が付与できるようになります。

たとえば、あなたの趣味や特技にも価値がつくかもしれません。もしかしたらあなたの時間にも、あなた自身にさえ価値が付与されます。

実際にそんな経済圏が存在しているんです。
(後ほどいくつか紹介します)

この点が働き方が変わると思われるポイントです。もはや「個」で稼ぐ、というのはトレンドワードになっていますがトークンエコノミーが浸透することで、より一層その動きは強くなるでしょう。

ブロックチェーン技術がトークンエコノミーを発展させる

通常、トークンの発行数や初期価格はトークンの発行者によって定められています。

つまり、発行者によって数量などを操作することができてしまうわけです。これでは信頼できませんから、「数量」や「取引履歴」を記録できるブロックチェーンの存在がトークンエコノミーの発展には必要不可欠になってくるんですね。

ブロックチェーンが使われることによって、トークンへの信頼性が担保されます。
なぜなら、ブロックチェーンは取引記録を「第三者が承認する」という仕組みだからです。

いわゆるPoWやPoSといったコンセンサスアルゴリズムに応じて、発行された数量や取引の記録を第三者が承認することで、発行者などによる不正操作ができなくなります。

仮想通貨の技術にワクワクしよう!PoW、PoC、PoS、PoIを比較解説!

 

仮想通貨に使われているブロックチェーン技術が、法定通貨への依存脱却に大きく貢献しています。

トークンエコノミーのサービス事例

VALU

VALUは「やりたいこと」を実現したい個人が、様々なフォロワーから投資(支援)を受けられるというSNSサービスです。

このサービスのおもしろいところは、いち個人に対して価値が付与されるという点です。

株式投資と似ていて、投資家は将来成長しそうなベンチャー企業などに投資しますよね。
投資を受けた企業は集めた資金をもとに、新規事業を立ち上げたりして売上を伸ばせます。対して投資家は投資した企業が成長して株価が上がれば、自分の利益として還元されるわけです。

これの個人バージョンがまさにVALUで行われています。

企業が個人に、投資家が一般ユーザーになっただけの話で、それが簡単に実現できてしまうのがトークンエコノミーなんです。

ALIS

ALISは、日本初のブロックチェーン技術を使用したソーシャルメディアプラットフォームです。

ALISは、良質な記事が集まるメディアプラットフォームを目指していて、現在のメディア体質を抜本的に変えようと動いています。

ALISという独自トークンを発行していて、コンテンツ提供者とコンテンツ評価者にそれぞれトークンが報酬として与えられるような仕組みになっています。

簡単にいうと「記事を書いていいねをもらう+他人の人気が出そうな記事にいち早くいいねをする=高い報酬が得られる」です。

ALISが目指す世界は、メディアとしてのマネタイズに大きな変化を生む可能性を秘めています。
SEO対策や広告を貼らなくても収益化できるメディアが誕生しはじめているんだから。

トークンエコノミーが主役となる日も近い

トークンの発行によって新たな経済圏を誕生させることが可能になり、トークンを用いたサービスなどが多く開発され始めています。

ブロックチェーン技術を活用することで、トークンという代替通貨に「信頼」を乗せることができたことによって、今はとてつもない速さで時代が変わりつつあると思います。

LINEもトークンエコノミーのサービスリリースを発表したことで、さらにこの流れは加速するでしょう。

LINEがDApps参入!「LINE Token Economy」で発表された5つのサービス

 

トークンエコノミーは、誰でも個人で稼ぐことができる可能性を広げてくれることは間違いないので、情報を追って自分の理想のライフスタイルを手に入れられれば最高ですね。

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