仮想通貨トレードでよく聞く「三尊」「逆三尊」とは?わかりやすく解説します

仮想通貨の投資をきっかけにチャートの見方を勉強しはじめた方も少なくないと思います。

当メディアでは、そんな勉強真っ只中という方のために何回かにわたりチャートの見方やテクニカル分析の基礎をわかりやすく解説していきます。

こういったひとつひとつのチャートの「型」を知っているのと知らないのでは、今後のトレード成功率に大きく関わる可能性があります。
実践を重ねながら、コツコツと覚えていきましょう!

前回の記事では、チャートの基礎である「移動平均線」の解説を書いています。
こちらも参考にしてみてください。

FXトレードの基礎である移動平均線とは?オススメの期間や使い方を分かりやすく解説

下降トレンドのサイン「三尊天井」

三尊天井=「さんぞんてんじょう」と読みます。
または、トリプルトップと呼ぶ方もいます。

三尊天井(トリプルトップ)の特徴は、チャートが3つの山を作っているという点です。

白いラインを引いたところが三尊天井の実際の形です。3つの山ができていますね。

三尊天井が発生した場合は、『2つの谷の安値(赤い線の部分)を下抜けしたいか』に注意する必要があります。
ここを下抜けしてしまうと、『下降トレンド』に突入する可能性が高くなるため買いのポジションを保有している方は、損切りタイミングになります。

かなり信頼性の高い型として知られていますので、相場転換の重要なシグナルとして押さえておきましょう。

上昇トレンドのサイン「逆三尊」

逆三尊、またはトリプルボトムとも呼ばれます。

逆三尊はご想像のとおり、読んで字のごとく「三尊天井の逆」バージョンです。
つまり、3つの谷を形成する型であり、その型ができあがったら上昇トレンドへの転換サインとして知られています。

上昇トレンドへの転換なので、トレーダーはみんな大好きな型のひとつですね!

こちらが、実際に「逆三尊」を形成したチャートです。
白いラインを引いているところが、見事に『3つの谷』の型を作っていますよね。

逆三尊が発生した場合は、『2つの山の高値(黄色い線の部分)を上抜けしたいか』に期待してください。
ここを上に突き抜けてくれれば、『上昇トレンド』に突入する可能性が高くなるため、買いを入れる絶好のタイミングのひとつです。

こちらもかなり信頼性の高い「型」として認知されています。
特に、上昇トレンドに相場が転換するタイミングを察知することはトレードにおいて大事なことなんですね。

なぜかというと、一番利益を大きく稼げるのは上昇トレンドの入口で買いポジションを入れることだからです!

みんな大好き「逆三尊」の型は、必ず覚えておきましょう。

「三尊」「逆三尊」まとめ

実際のキャプチャを見ていただくと分かるとおり、実際に三尊を形成したあとはかなり下降していて、逆三尊を形成したあとは価格が上がっていますね。

もちろん100%この通りになるということはありませんが、「三尊」と「逆三尊」を知っている方は、このタイミングでしっかりと利益を上げられていると思います。

トレードでは、上昇するのか下降するのか分からないときにはポジションを持つべきではありません。
特に初心者の方は「なんか上がりそうな気がする」などの勘で投資されている方も多いでしょう。

ただし、今回のようにひとつひとつの型を覚えていければ、必ずロジックに基づいた投資のタイミングが訪れます。

そのタイミングが訪れるまでは、むやみやたらに投資をしてポジションを持つことは推奨しません。
特に、仮想通貨は値動きが激しいですから、必ずチャンスは来るので、それまで粘り強くチャートを見ながら適切なタイミングまで待つことを心がけましょうね!

少しでも参考になれば幸いです。

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