チャートを読む上で、みなさんが必ずと言っていいほど参考にするのが「移動平均線」。
ワタル編集長
今回は、そのテクニカル分析の基本「移動平均線」について解説しますね!
仮想通貨トレードにおける移動平均線とは?
まず、そもそも「移動平均線」ってどういう意味?という部分から説明したいと思います。
期間ごとの平均値を見ることで、相場の方向性(上がる?下がる?)を分析する上でよく使用されます。
実際に移動平均線を引いたチャートを見てみましょう。
こちらは「bitbank」のチャートを使用しています。
『TradingView』という見やすいチャートツールを使用しているので、とてもおすすめです。
- オレンジの線=5日平均線(短期線)
- 黄色の線=25日平均線(中期線)
- 緑色の線=100日平均線(長期線)
このように、短期線・中期線・長期線の3本を引いて一般的に使われます。
【Bot作成者向け】トレーディングビューでのシミュレーション
移動平均線から「ゴールデンクロス」「デッドクロス」を見つける
チャート分析をしながら「売買タイミング」を決めるひとつの指標として、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」を見るという方法があります。
ゴールデンクロス⇒短期線が長期線を下から上に抜ける動きを取る(買いシグナル)
デッドクロス ⇒短期線が長期線を上から下に抜ける動きを取る(売りシグナル)
先ほど貼りつけたチャートの中にも「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」は発生していますよ!見てみましょう!
お分かりでしょうか?
白く囲っている部分は、オレンジの短期線が黄色の中期線、または緑色の長期線を下から上へ突き抜けていますよね。
これが「ゴールデンクロス」と言って、上昇トレンドであるというひとつのサインです。
ワタル編集長
そのため、このタイミングは「買い」であると判断できます。
一方で赤く囲っている部分は、オレンジの短期線が黄色の中期線、または緑色の長期線を上から下へ突き抜けていますよね。
これが「デッドクロス」と言って、下落トレンドであるというひとつのサインです。
実際の値動きも、「デッドクロス」の後は、しばらく下降が続いているのが分かりますね。
そのため、このタイミングは「売り」や「損切り」のタイミングであると判断できます。
赤く囲っているタイミングで売れていれば、かなり損失は抑えられます。
ワタル編集長
移動平均線とは、チャートのトレンドを分析するもの
移動平均線とは、まとめると相場が上昇へ向いているのか、下降へ向いているのかというトレンドを推し量るための線なのです。
投資を行う上で、「トレンドを読む」というのは非常に重要です。
一時的な値動きなのか、うまくトレンドに入っていてしばらく上昇もしくは下降が続くのか。
その違いを見極めるために、移動平均線は使われます。
もちろん100%絶対に型どおりに推移することはありません!
ここは留意してください。
ただし、知っているのと知らないのとでは、トレードの勝率や損益に影響が出ることは確かだと思います。
ぜひ、今後のトレードの参考にしてみてください。
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