Currency.comが1月17日にトークン化証券取引プラットフォームを提供開始しました。提供したプラットフォームによって、ドルや日本円など法定通貨でなく、仮想通貨を直接使用して従来の金融市場に参加できるようになりました。
イスカ@コイナー
Currency.comとは?
Currency.comは、ソビエト連邦が独立したベラルーシ共和国にある次世代ブロックチェーン技術の提供企業です。
ベラルーシ共和国は比較的新しい国であることから、ブロックチェーンに対して積極的です。トークン化された有価証券を2023年までに課税対象から除外する方針を明確にしている、仮想通貨法規制の先進国であるといえます。
ワタル編集長
業界が悲観的な中、仮想通貨に対して積極的なベラルーシ共和国では仮想通貨企業の動きが活発になっています。
その一つがCurrency.com。
Currency.comは、1月17日に世界初となるトークン化証券向けのフル機能搭載取引プラットフォームの提供サービスを開始しました。
仮想通貨を法定通貨に変換することなく直接、仮想通貨を使用し従来の金融市場へ容易に参加可能に
Currency.comのプラットフォームの何がすごいかというと、投資家は仮想通貨を使用して他の金融商品の投資をすることができるようになる点です。
つまり、仮想通貨を持ちながらも、国債などのリスクの少ない金融商品に資産を配分することでリスクを減らすことができるのです。
イスカ@コイナー
まず、Currency.comのプラットフォームでは世界中の株式、インデックス、先物などの一般的な金融商品の原市場価格を追跡する10,000を超えるトークン化証券を発行され仮想通貨で購入することが可能になります。
例えば、Currency.comのプラットフォームには、Apple株式の値動きを反映するAPPLE.CXというトークンが発行されるとします。このAPPLE.CXをビットコインかイーサリムで購入することが可能になるので、実質的に株式を持っているのと同じ状態になるのです。
イスカ@コイナー
実際にCurrency.comのCEOであるIvan Gowan氏は次のように述べています。
「この革新的なブロックチェーン事業を開始することで、仮想通貨の投資家の皆さまに、仮想通貨を法定通貨と交換する手間をかけずに、従来のアセットクラスへの投資でポートフォリオを多様化させる選択肢を提供できます。
Currency.comは、ユーザーの皆さまに優れたセキュリティと不正防止機能を提供するほか、ブロックチェーン取引の全面的なトレーサビリティの活用と、ベラルーシ政府による行政命令第8号『デジタルエコノミーの開発について(On the Development of the Digital Economy)』が定める厳格な規制の遵守を通じて、あらゆる潜在的リスクの防止に取り組みます」
ベラルーシ政府による行政命令第8号『デジタルエコノミーの開発について(On the Development of the Digital Economy)』と難しい単語がでてきましたが、誤解を恐れずに簡単にいうと、今回の場合においては健全な仮想通貨投資を行うためのルールを指します。
つまり、Currency.comではマネーロンダリングはできず、EUが求めるものと同じぐらいの厳格なデータ保護およびお客様保護を行っているということです。
ワタル編集長
Currency.comのすごいところは仮想通貨投資にとどまりません、金融業界へのインパクトが与えられるという部分にあります。
今まで、仮想通貨投資のリスクが高くて敬遠しがちであった株式投資家が、手軽に少しだけリスクを取ることができるので仮想通貨市場に参入するきっかけになりうるのです。
実際に、テクノロジー投資事業会社であるVP CapitalやLarnabel VenturesはCurrency.comの革新さに目をつけて投資を行いました。
VP Capitalの創立者兼CEOであるViktor Prokopenya氏は次のように述べています。
「Currency.comは、金融テクノロジーに大規模なディスラプションと改革をもたらすでしょう。これまで、世界の金融市場へのアクセスは証券取引所を通じてのみ可能でしたが、Currency.comは画期的な仮想通貨技術を活用し、従来の株式市場にアクセスできなかった投資家向けに投資機会を創出します。
これらはすべて、ベラルーシで可決された進歩的な行政命令第8号『デジタルエコノミーの開発について』によって実現可能となりました。ベラルーシは、ブロックチェーン技術において先進的な国の一つとなり、仮想通貨とその業界に特化した法的枠組みを世界で初めて構築した国となりました」
ワタル編集長
来月からベータテスト
Currency.comのiOS向けおよびAndroid向けアプリは2019年2月からベータテスト版で利用可能となります。
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上記がCurrency.comのSNSアカウントとなっているので、気になった方はフォローをしてみてはどうでしょうか?
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