2018年9月4日に日本一の出来高を誇る国内取引所QUOINEXはLiquidに生まれ変わりました。
QUIONEXはシンガポールで設立され、現在はLiquidとして東京都千代田区に本社を置いている国内取引所です。
この記事でQUOINEXからLiquidがどのように変わったのかを口座開設の方法と共に解説します。
目次
生まれ変わったLiquidの特徴は?
Liquidは2018年10月20日時点で国内で最もビットコインが取引されている取引所です。上記の円グラフをみると、なんと国内取引所での取引の半数以上がLiquidで行われていることが分かります。
Liquidは東京都千代田区に本社をおく国内取引所ですが、前身であったQUIONEXはシンガポールで設立された取引所でした。
そのため、他の国内取引所と異なり、グローバル志向が非常に強いのが特徴です。
アジア全体で仮想通貨系のビジネスを展開しており、海外の人でも口座開設ができます。
多い取引量には海外の取引量も含まれているんですね。
日本だけでなく国際的に人気の高い取引所であるとも言えます。
Liquidが選ばれるポイント
1. セキュリティが高い
Liquidは、「金融庁の認可第1号」の取引所であることからも分かるようにセキュリティ意識が非常に高い取引所です。
なんとユーザーの仮想通貨を100%コールドウォレットで管理しています。
コールドウォレットインターネットにつながっていない仮想通貨の財布のようなもの。逆にインターネット上に仮想通貨を保管する財布をホットウォレットという。コールドウォレットはハッキングに強いが物理的な紛失リスクがある。
コインチェックでNEMが流出した事件はまだ記憶に新しい人も多いでしょう。
コインチェック事件が発生した一因は、コインチェックがホットウォレットに保存していたことが挙げられます。
コールドウォレットに保存しているLiquidは安心できるセキュリティを誇っていると言えるでしょう。
さらに、マルチシグにも対応しています。
マルチシグビットコインを送金する際に複数の暗号鍵を必要とする仕組み。
コールドウォレットに保存しているLiquidは、ハッキングリスクを最小限に押さえている取引所といえます。その分、出金依頼から完了までの時間が3営業日必要で国内取引所の中では時間がかなりかかります。
ただ、コインチェック事件があったこともあり、安全であることは間違いなく人気を博する要因の一つです。
2. 手数料が実質無料
Liquidは、仮想通貨の入金及び送金の手数料も無料という珍しい取引所になります。
その上、日をまたがなければ、レバレッジ手数料も無料になるんです。
QUOINEXではレバレッジが国内最大25倍までかけることができるのですが、2018年8月28日時点では手数料がかかるタイミングが午前7時になっています。
つまり、翌日の午前7時までに決済すれば、無料でレバレッジ取引ができるということになります。
3. 流動性が高い
日本一の取引量を誇るLiquidは、買いたい人の価格と売りたい人の価格の差が非常に小さいです。
そのため、売りたいときに必要以上に安い値段で売ったり、買いたいときに必要以上に高い価格で購入する必要がありません。
4. 豊富な通貨ペア数
Liquidは52種類の通貨を取り扱っています。
仮想通貨ではビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップル、ライトコイン、イーサリアム・クラシック、とメジャーな仮想通貨はもちろんのこと、ロックトークン、ネオ、ダッシュなどマイナーな仮想通貨も取扱しています。
また、キャッシュというLiquidが提供しているトークンを唯一購入することができる取引所になります。
5. トレード画面のカスタマイズが可能
Liquidの多機能取引では、取引画面を自由にカスタマイズすることができます。
そのため、自分がよく使う項目を追加したり、いらない項目を削除してスッキリさせたりすることが可能です。
6. APIの応用がきく
Liquidは、APIの機能が国内取引所の中でも充実しています。
そのため、国内取引所の中でも最も自由にボットを作成することができます。
ただ、APIドキュメント(説明書)が英語にしか対応していないことからトレードボット作成中級者が最も利用している取引所になっています。
7.アプリが使いやすい
Liquidのアプリは初心者から中級者まで非常に使いやすいです。
2つのアプリがありますが、初心者の方は上記のLiquidライト版をおすすめします。
ライト版はシンプルかつ必要な機能が揃っているからです。
価格の推移やポートフォリオの円グラフでの表示、入出金や取引がほとんどワンタップで切り替えることができてしまいます。
通常版はどちらかというと中級者向けで、チャート分析がしやすいです。既にFXなどのトレードをやっている方は通常版をインストールしましょう。
Liquid(リキッド)アプリ版の使い方!入金・取引・ポートフォリオを解説
LIQUIDで追加される機能
QUOINEXから生まれ変わったLIQUIDは、マルチマーケットオーダー、Lending App、QASHユーティリティの新機能が追加されます。
マルチマーケットオーダーとは、複数の取引所の価格差をなくす機能です。
例えば、現在では韓国でのビットコイン価格と日本のビットコイン価格が異なります。それどころか、日本国内ですら取引所によってビットコインの価格が異なります。
取引所によって、売買する人が異なるため違う値段がつけられてしまうからです。
マルチマーケットオーダーは取引所をまとめることで価格差をなくすという試みです。取引所がまとまるということは一つの取引所だけと比較して取引される量が増えるので、市場に占める大口の割合が減ることになることから価格操作がされにくくなります。
価格操作がされずに価格が安定すると予想されることから、より安心して取引することができるんですね。
Lending Appは仮想通貨を有償で貸付けできる機能になります。
Liquidのローンチ時点ではまだ実装されないようですが、BitFlyerの貸し付けサービスに近いものであると予測されます。
QASHユーティリティは、QUOINEX社が発行しているQASHというトークンに機能を追加することを指します。
こちらもローンチ時点ではまだ実装されないようですが、QASHを使用することで取引手数料の割引がされるようになるでしょう。BinanceのBinanceコインに近いものと予測されます。
Liquidの口座開設の仕方
- STEP.1Liquidホームページにアクセスホームページにアクセスして、「新規登録」をクリックしましょう。
- STEP.2居住地国の選択日本に住んでいる場合は、そのまま「次へ」をクリックすれば大丈夫です。
- STEP.3アカウントの設定登録するメールアドレスとパスワードを入力します。
- STEP.4個人情報入力下にスクロールして、氏名、生年月日、国籍、住所、電話番号を入力していきます。
- STEP.5職業・財務情報入力更に下にスクロールして職業・財務情報を入力していきます。入力を終えたら「次へ」をクリックしてください。入力間違いがある場合は、間違っている項目のところで警告が表示されます。
- STEP.6入力情報確認続いて再度入力情報に間違いがないかを確認します。問題がないようなら下にスクロールして次へを押しましょう。
- STEP.7メール確認入力内容の確認が済むとステップ2で登録したメールアドレスあてにメールが送られて来るので確認しましょう。メールを確認できたら、「Confirm my account」をクリックしてメールアドレスの認証をします。
- STEP.8ログインするメールアドレスの認証を行うと自動的にログインページに飛びますので登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。
- STEP.9本人確認画面へログインをしたら、本人確認を行いましょう。まず、右上のメニューをクリッ
クした後に右下の「プロフィール&口座開設状況」をクリックします。
- STEP.10本人確認書類をアップロード運転免許証、パスポートなどの本人確認書類をアップロードします。アップロードが終わると、QUOINE社が審査を行います。審査が完了すると簡易書留が住所に届くので、受け取ることで取引ができるようになります。
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