楽天が仮想通貨事業に参入を発表!仮想通貨業界再燃のプラス材料となるか

インターネット通販大手の楽天が、グループ会社の「楽天カード株式会社」を通じて仮想通貨取引所みんなのビットコインの全株式を取得。

本格的に仮想通貨の取引所市場への参入が発表されました。

楽天が仮想通貨市場へ参入した理由

楽天グループでは、2016年にブロックチェーンの研究機関として「楽天ブロックチェーン・ラボ」を英国・ベルファストに設立し、次世代の決済プラットフォームであるブロックチェーン技術の研究を進めて参りました。
将来的にはEコマースや実店舗での決済、PtoPでの決済手段として、仮想通貨による決済機能の役割が大きくなっていくと見込んでいます。このような仮想通貨の決済手段を円滑に提供していくためには、仮想通貨交換所機能の提供が必要であり、楽天グループとして仮想通貨交換業への参入を検討してきました。
またグループの証券会社である楽天証券において、FX顧客を中心に、仮想通貨による運用機会の提供を期待するお客様の声が大きくなっていることも、今回の仮想通貨交換業への参入検討の背景となっております。
楽天プレスリリース「みんなのビットコイン株式会社の株式取得に関するお知らせ」より引用

楽天のプレスによると、参入背景としては、以下を要点に整理できそうです。

  • ブロックチェーン事業とのシナジーを生み出す
  • 主力事業のネット通販にて仮想通貨による決済手段の実現
  • 楽天証券のユーザーからの要望

これらの要点を確認する限り、楽天の参入はかなりホットなニュースと言えると思います。

取引所「みんなのビットコイン」新体制でのリリースはいつから?

現状、取引所事業への新規参入は金融庁での登録にかなりの時間を要します。

そのため、

  • 既存の登録事業者
  • みなし業者

いずれかを買収し、早期市場参入を目指すという手段を取られることが多くなっています。

ちなみに、みんなのビットコインみなし業者に該当するため、楽天によって運営体制を刷新してイチから立ち上げ直すものと思われます。

みなし業者とは?金融庁から仮想通貨取引所として、正式な認可を受けていない取引所のこと。
システム管理や安全管理体制などの基準を満たして、金融庁にて仮想通貨交換業者登録を受ける必要がある。

また、プレスリリースによると、

  • 買収金額:2億6,500万円
  • 株式譲渡実行予定日:2018年10月1日

となる模様です。
買収金額はかなりお買い得な値段だなぁという印象を受けました。

大手企業の参入は仮想通貨へプラスの材料となり得るか

DMMのDMM Bitcoinや、GMOインターネットのGMOコインに続いて、国内の大手ネット企業の参入はプラスに働くと期待できます。

特に、楽天はグループ会社の楽天証券にて200万人のユーザーを抱えており、楽天証券の既存ユーザーの利用をしてもらえる等、かなりの相乗効果があるものと見ています。

このニュースは、仮想通貨業界の再燃へかなりの期待を持てるものと感じています。

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