「ブロックチェーン」は『インターネット以来の革命』とも言われるほど社会的インパクトがあるものと考えられています。
ただ、多くの方はブロックチェーンが普及することで、具体的にどのような変化があるのかはいまいちよく分からないですよね。
そこで今回は『ブロックチェーン技術』が社会へもたらす可能性のある変化について述べて行きたいと思います。
ブロックチェーン技術と言えば「送金」
まず、基本理解として『ブロックチェーン技術』といえば「送金」と言えるほど送金に特化した機能になっているんです。
イスカ@コイナー
現在行われている既存の送金機能と、ビットコインの送金ではどのような違いがあるのかを図解にしてみました。
現在行われている送金の仕組み
送金システムを運用するための従業員がおり、それを雇って給与を支払う管理者がいます。
サービスのルール(報酬・料金など)は管理者が決め、管理者のコントロールのもとサービスが行われます。
サービスのルールは管理者が決めます。
管理者が決めた利用料を徴収し、管理者が決めた報酬を従業員に支払うという仕組みです。
また、仕組み上管理者が不正を行うことが可能なため、第三者機関により不正がないか監視されており、不正があった場合は法律に沿って罰せられます。
これが現状の送金手順と仕組みになります。
ブロックチェーンによる送金の仕組み
それでは、「ブロックチェーンによるサービスの仕組み」ではどう変わるかですね。
こちらも図解にしてみました。
決定的な違いは「管理者」が存在するか、しないか。
ブロックチェーン技術の革新的な点は、管理者は存在しなくなり、あらかじめビットコインプロトコルに決めたルールに則り、報酬が支払われるという点です。
また、ビットコインプロトコルには事前にコンプライアンスが規定されており、システム化されています。
ビットコインで言うと『コンピューターが従うべき手順』のことを指します。
コンプライアンスに関わる部分を人間の手から自動に委ねることで、第三者機関の監視も不要となるんですね。
イスカ@コイナー
「人間中心」から「自動化」への加速
上述のとおり、「人間を中心」に据えたものから「プロトコル(自動)を中心」に据えるように出来ることがブロックチェーンによる変化です。
イスカ@コイナー
よりスピーディーで、よりローコストで不正の無い仕組みを実現できるようになるんですね。
周辺の自動化はいわゆるオートメーションと呼ばれるものであり、残された中心(管理者)に関わる自動化がブロックチェーン技術によりもたらされます。
こうして図解にしてみると、日常の様々なシーンで応用されていきそうな気がしますね。
参考文献:
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