GMOインターネットの熊谷正寿社長は、8月9日に行われた決算報告会にて、仮想通貨交換業を展開するGMOコインで取引所サービスを今月15日に開始する計画であることを明らかにしました。
今後さらに仮想通貨事業に力を入れていく意向を示す
現在、GMOコインでは販売所販売所とFX事業を手掛けています。
熊谷社長は、今後ETFの承認による「価格が大きく動く」と予測しており、取引所サービスのリリースによって収益の拡大を強化する狙いとのことです。
GMOグループが手掛けている仮想通貨事業
GMOグループは、仮想通貨事業にかなり力を入れています。
- マイニング事業
- エクスチェンジ(取引所)事業
- ペイメント(決済)事業
これら3つを展開しています。
そのうち、現在エクスチェンジ事業では特にFXに注力しており、今回ユーザー同士の取引が可能となる「取引所」スタイルが、GMOコインに追加されるということですね。
GMOグループ業績と今後の展望
マイニング事業と交換業とを合わせた仮想通貨事業2018年4~6月期の売上高は26.5億円とのことでした。
さらに、熊谷氏社長は「仮想通貨事業と、ネット銀行事業の元年だ」と語り、グループ全体でこれらの事業を伸ばしていくと強調しています。
熊谷氏は「わずか1年で、ネット金融事業の3分の1、ネットインフラ事業の10分の1の規模にまでなっている」とし、「仮想通貨事業がビジネスになるとの確信を深めた」と語ります。尚、ネットインフラ事業は23年前にスタートしていて、わずか1年で仮想通貨事業が3分の1の規模まで成長しているんですね…。
マイニング事業については3.6億円の赤字だそうで、今後は方針を転換することを示唆しています。
赤字となったのは、マイニングしているビットコイン価格の低迷と、ハッシュレートの上昇によって、収益性が低減したためとのこと。
今後のGMOグループによる仮想通貨事業への動向に注目
まずは、8月15日の取引所オープンに注目したいところです。
もともとGMOコインで提供しているアプリ「ビットレ君」の利便性などは好評なので、どれだけ使い勝手の良いサービスになるのか楽しみですね。
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