2018年から大きな問題となっている仮想通貨取引所のセキュリティ。
特に日本の取引所では1月のコインチェック事件やZaifハッキング事件などサイバー被害がたえません。
そこで今回はICO Ratingによる調査を元に取引所セキュリティランキングを紹介します。
仮想通貨取引所のZaifが約67億円のハッキング被害に遭っていたことが発覚
ICO Ratingによる仮想通貨取引所セキュリティランキング
仮想通貨調査会社であるICO Ratingが2日、世界中の取引所の安全性に関する調査を行いました。
調査は一日1億円以上の取引高がある主要な取引所を対象にしています。
今回の取引の結果、
・41%の取引所が8文字以下のパスワードを容認
・37%が文字、または数字のみのパスワードを容認
・10%の取引所のみDNSSECを利用
DNSSECセキュリティ対策の一つの方法。DNS応答の偽造や改竄を検出することができる。
安全対策がしっかりと行われていないことが分かります。
イスカ@コイナー
国内取引所のランキング
国内取引所でランクインしたのは4つ。
37位 BitFlyer
87位 Zaif
97位 BTCBOX
国内の取引所で一番高いのが22位のBitBankでした。
続いて、37位のBitFlyerがランクイン。
ハッキングにあったZaifは87位でした。総合点が100点満点中29点と、ハッキングに遭うのも仕方がないような水準です。
そして、ザイフよりもスコアが低いBTCBOXは97位でした。
他の国の取引所と比較して日本の取引所はセキュリティ対策が低い傾向があります。
国内取引所で一番高いBitBankでも59点と、まだまだできるセキュリティ対策はの改善の余地はありそうです。
セキュリティに関するIT人材が不足しているとはいえ、一つの取引所くらいは10位以内に入ってほしいものです。
イスカ@コイナー
TOP100ランキング一覧
イスカ@コイナー
半分以上の取引所では4つの項目のうち、どこかに脆弱性を持っていますね。
今回の調査結果を真摯に受け止めて、セキュリティをしっかり高めてほしいです。
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